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2006年02月28日

インテリアの木材(1)

【針葉樹と広葉樹】

1)針葉樹

針葉樹は軟木(やわぎ)と呼ばれているます。まっすぐで大材が得やすく加工性に富んでいます。

  • 国産品:杉、あかまつ、くろまつ、つが、檜、ひばなど
  • 輸入品:台湾ひのき、べいすぎ、べいまつ、べいひなど
2)広葉樹

広葉樹は硬木(かたぎ)と呼ばれています。材質がたいへん硬く、組織も複雑なので、書こうが難しいが仕上げはとても綺麗です。

  • 国産品:あかがし、くり、けやき、桐、桜など
  • 輸入品:オーク、ウォールナット、マホガニ、チークなど

【木材の組織】

針葉樹や広葉樹の樹幹の組織は、樹皮、形成層、木質部、樹心(髄)などからできています。木が成長する速度は季節によって異なります。

春から夏にかけては盛んに成長して細胞が大きい膜の柔らかい層になる(早材)、秋から冬にかけて成長が緩やかになり細胞が小さくて硬い層になる(晩材)があります。これを交互繰り返しながら木は生長していきます。その証が年輪として見れます。

心材(樹心に近い木部)

樹心に近いので細胞は仮死状態で樹液もなく、色もリングニンやゴム質を含みため濃くなっています。

辺材(樹皮に近い木部)

心材と比較すると軟らかく、樹液も多いので、乾燥とともに狂い(収縮、曲り、そりなど)が起きやすくなります。害虫の被害を受けやすく、腐りやすいなどの耐久性の問題があります。

【木目(木理)】

柾目木取り

乾燥による狂いや収縮が小さい。

板目木取り

狂いや収縮は大きいのですが、木目の模様が変化に富んでいて装飾的。特に木目の変化に富んだものを「杢」といいます。

2006年02月27日

インテリアの木材(2)

インテリアの木の説明

【木の乾燥】

伐採されたばかりの木材は、たくさんの水分を含んでおり、大気中の温度や湿度の変化などによって、含水率は変化してこの変化に伴って膨張や収縮がおきます。このような変化は木材の大きな欠点です。

しかし、木材を乾燥させる事によって、重量を減らし強度を増大させ、加工後の変形を防止することが可能になります。さらに、木材は乾燥することによって、加工しやすくなり、害虫の防止腐食の防止にもつながり、薬剤、塗料の効果も上がります。

【樹心の有無】

心持材

角材で樹心を持つ物を心持材といいます。強度、耐久性がよく構造材に用いられています。

心去材

角材で樹心のないものを心去材といいます。外国産の木材で製材したものがほとんどである。

【木裏と木表】

木裏

板材の樹心に近い方が木裏

木表

板材の樹皮の近い方が木表

【木材の欠点】

  • 丸み     断面の角に丸みがあるのも
  • 曲り・それ
  • 割れ     心割れ、ひ割れ(小口割れとはだ割れがある)
  • 節      生き節、死に節、抜き節(無節、上小節、小節)
  • その他    虫食、やにつぼ、腐れ、シミなど

【木材の保存方法】

木材は温度、湿度、空気、養分の腐朽の4要素が満たされると変色、重量減少、強度低下を伴った腐朽が始まります。

    防止方法
  • 日光直射法
  • 水中侵漬法
  • 表面被膜法
  • 薬剤処理法

木材は燃焼に対する保存法を考えなくてはならない。木造建築物では、260℃を火災危険温度と規定しています。しかし、木材がこの温度で引火し火災時には1000℃を超える温度になります。そのために、不燃性の塗料を塗ったりして燃えにくくすることが必要となってきます。

電球(光源)の種類

電球の種類

【照明器具に使われる主な白熱灯】

a)シリカ電球

ナス形とも呼ばれる最も一般的な電球。ソフトな光に適しており、10Wから200Wまでの種類が揃っています。

b)クリア電球

透明なバルブで、きらきらした輝きの強い光がえられます。キラメキの効果や光の強い刺激を表現する能力に優れています。

c)ボール形電球

シンプルな球状のバブル形状で、住宅などのムード照明、装飾照明などに幅広く使用されています。大きさも50mm、70mm、95mm、125mm、150mmの5種類あり、ホワイトバルブやクリアバブルのタイプもあります。

d)ネオピュア電球

ガラスバルブにネオジウムという希土類元素を混入したもので、電球特有の黄ばみをカットができ、白や赤、緑の色などは鮮やかにみえます。

e)小形クリプトン電球

バルブ径35mn~45mmの小形高性能ランプです。バルブに封入されたクリプトンガスにより、2000時間の寿命がえられ、ダウンライト、ペンダント、ブラケットなどに使われています。

f)KTクリプトン電球

T形(管型)・14mm径の硬質ガラス製のランプです。

g)小形ハロゲン電球

ハロゲン元素を封入されることにより、光束減退を制御し、一般電球に比べて効率・寿命を改善したコンパクトの電球です。

【照明器具で使われる主な蛍光】

a)3波長域発行形蛍光灯

人間の目が色を良く感じる反応の最も強い青・緑・赤の3波長域に光を集中させてることで、明るさと演色性を両立させてランプです。

    形状の種類
  • 直管形
  • 丸形
  • 片口金小形蛍光灯
b)一般蛍光灯

昼白色蛍光灯(フルホワイト)で、色温度5000Kのさわやかな雰囲気をつくります。

照明の演色性

演色性

白熱灯(電球)や蛍光灯で照らされた対象物はその光によって見え方、感じ方が変わってきます。白熱灯(電球)で照らされた赤い色は鮮やかにみえますが、蛍光灯(白色)で照らしますとくすんだ赤に見えてしまいます。このような見え方を演色性と言います。

演色評価指数というものがあり、ランプの演色性(色の見え方の忠実さ)が基準光源と合っている程度を表す数値のことになり、これの式はJISで定められております。

演色性が良いほど数値が高くなり、基準光源と同じ時は評価数が100となります。

また、人の顔色などは、ほかの一般的な色彩より遥かに重要な意味をもっており、健康状態を知るもの、テレビの色調整も顔色がポイントとなってきます。


【平均演色評価数(Ra)】
 
  多くの物体色に対する平均的な演色性を表すもので、これは、多くの物体
  色の代表色として、8種類の試験色を用いて、基準光源と試料光源による
  色差の平均値より求めます。

【特殊演色評価数】

  特定の物体色に対する演色性を表すもので、試験色として彩度の高い赤
  (R9)、黄色(R10)、緑(R11)、青(R12)の純色と、西
  洋人の肌色(R13)、木の葉の色(R14)、日本人の肌色(R15)
  を演出が問題となる主な物体色の代表としています。

色温度

色温度

一般照明光源の光色は、ふつう色温度で表され、単位はK(ケルビン)が使われます。光の色には白色光と色光があり、色光とは、ネオンサインの赤色や道路に用いられているオレンジ色のナトリウム灯のような単色光のものを言います。一般住宅で用いられている白色光にも、赤味や青味の強いものまでと幅広くあります。

電球のような赤っぽい光ほど色温度は低く、青空の空のように青白い光は色温度が高くなります。


 色温度(K)     受ける感じ     光源の例

 3000K       暖かい      白熱電球


 3300Kから
 5300Kまで     中 間      白色蛍光灯


 5300K       涼しい      昼光色蛍光灯
 

色温度

2006年02月25日

配光パターンと建築化照明

【配光パターン】

照明器具がどのような向きに光を出し(配光)対象物を照らすのか、光の出る方向や強さによって空間の印象は変わってきます。

1)全般拡散配光

光源から出た光が全方向に広がる配光パターンになります。眩しさや陰影を抑えたやわらかい光で部屋全体を均一に照らす方式で、住宅で一番使われているタイプになります。

2)直接配光

光源から出るすべての光が下に向かって直接照らすパターンになります。部分的は照射になりますので、一部では暗いところが出てきます

3)半直接配光

光源の回りを半透明のカバーに囲まれており、大半の光は下方向へ向かいますが、一部の光は上方向へ向かって照らすパターンになります

4)半間接配光

光源の回りを半透明のカバーで囲まれており、大半の光は上方向へ向かい、残りの光が下方向へ照らすパターンになります。光源自体が直接目に入り込むことがなく、柔らかい雰囲気を出します

5)間接配光

光源からの光を壁や天井に一度あてて、反射を利用して空間を照らすパターンになります。天井などを高く見せる効果があり、眩しさのない光をつくることが出きます。

【建築化照明】

建築化照明とは照明器具の形や光源を直接見せないで光の効果を重視した照明方法。

1)埋込形照明

ダウンライト照明器具が住宅ではよく使われており、天井面が広くすっきりしたイメージになる。

2)ルーバー照明

光源自体を埋込み、その前にルーバーを付ける事によって、光源からの光を見えなくする。

3)コーブ照明

光源からの光を天井や壁などに反射させて、空間に光を拡散させる。雰囲気の出る照明であるが、照度はあまり得られません。

4)コーニス照明

壁などの垂直な面の上から下に向かって照らす方法。

照明
5)バランス照明

壁などの垂直面から上下に向かって照らす方法。上部の光を天井に反射させることにより、空間を照らすことが可能になる。

6)コーナー照明

天井と壁面との境のすみに照明器具を取付て、天井と壁面を同時に照らしながら、空間を照らす方法で、比較的に柔らかい光が得られます。

2006年02月23日

家具の種類

【家具の種類(形態、材料、構造面)】

a)形態による分類

ソファ、テーブル、机等を脚物、収納家具などを箱物と言います。

b)材料による分類

木製家具、金属性家具、藤製家具、プラスチック製家具など主素材によって分類されるが、さいきんでは材料を組み合わせて使うことが多く明確に分類は難しい。

c)構造による分類

造りつけ家具の固定式と置き家具やユニットタイプの可動式がある。

d)機能面による分類(人間工学に基づいている)
1.人体系家具 

スツール、ダイニングチェア、ソファ、カウチ、ベッドなど

2.準人体系家具

ダイニングテーブル、カウンター、ワゴン、電話台など

3.建物(収納)系家具

カップボード、リビングボード、箪笥、書棚など

チェア

【付加機能のついた家具の名称】

1.フォールディングチェア

折りたたみのできる椅子。持ち運びと収納を考えて選ぶと良い

2.スタッキングチェア

積み重ねて収納できる椅子

3.ロッキングチェア

揺り椅子

4.リクライニングチェア

背が後ろに倒れる椅子。座と背もたれの傾斜角度を変化させ、任意の角度で休息できるような構造を持った椅子。

5.セパレートチェア(セクショナルチェア)

アームレス、右アーム、左アーム、コーナーその他のピースを自由に組合せられるようにしたもので、ライフスタイルに合わせて多様な展開が出来ます。

6.ソファーベッド

ソファとベッドの両方に使える兼用家具です。

7.エクステンションテーブル(伸縮式)

甲板を伸縮できるテーブル。

8.バタフライテーブル

甲板の両側が折りたためるテーブル

9.ネストテーブル

大、中、小のテーブルが「いれこ」になるテーブル。サイドテーブルとも言われる。

10.ライティングビューロ

コンパクトな書籍付のデスク

2006年02月22日

木の種類(1)


インテリアの木の種類の説明


品名
樹種
産地
用途
いちい 針葉樹/イチイ科 北海道より本州、四国、九州 器具、建築(特に床柱)、彫刻、イチイ細工
かえで 広葉樹/カエデ科 北海道より本州、四国、九州 器具、家具、床柱、楽器、運動道具
かし 広葉樹/ブナ科 本中南部より四国、九州 強度の必要な器具、車両、機械、建築、木炭、かんな台等
かつら 広葉樹/カツラ科 北海道より本州、四国、九州 器具、建築、機械、ろくろ細工、彫刻、鉛筆、碁、将棋盤
かば 広葉樹/カバノキ科 北海道より本州中部 器具、家具、合板、車両、建築(床板、装飾材)、くつ木型等
かや 針葉樹/イチイ科 北海道より本州、四国、九州 碁、将棋盤
きはだ 広葉樹/ミカン科 北海道より本州、四国、九州 家具、指物、ろくろ細工、器具
きり 広葉樹/ゴマノハグサ科 北海道南部より四国、九州 和家具、指物、下駄、彫刻、研磨用炭
くすのき 広葉樹/クスノキ科 本中南部より四国、九州 家具、建築、器具、楽器、船舶、彫刻、装飾
くり 広葉樹/ブナ科 北海道南部より四国、九州 枕木、建築(土台、装飾材)家具、土木、車両、船舶等
くわ 広葉樹/クワ科 北海道より本州、四国、九州 器具、家具、床柱、楽器、彫刻、和風茶たんす用
けやき 広葉樹/ニレ科 北海道より本州、四国、九州 装飾的価値、建築(神社、仏閣)器具、家具、電柱腕木等
こうやまき 針葉樹/コウヤマキ科 福島以南、四国、九州 建築、桶、風呂桶、樹皮はマキハダとして賞用
こなら 広葉樹/ブナ科 本州、四国、九州 桶、箱などの器具材
さわら 針葉樹/ヒノキ科 本州より九州北中部 建築、建具、器具、台所用の桶類、包装等
しおじ 広葉樹/モクセイ科 本州中部以南、四国、九州 家具材として良好
しなのき 広葉樹/シナノキ科 北海道より本州、四国、九州 器具、合板、家具(引出しの側板)マッチ軸木、鉛筆、割箸
す ぎ 針葉樹/スギ科 本州、四国、九州 主要建築材(柱、板、その他)建具、土木、天井板、酒樽等
せ ん 広葉樹/ウコギ科 北海道より本州、四国、九州 建築(装飾的な用途)、家具、機械、楽器、下駄、船舶等
た も 広葉樹/モクセイ科 北海道より本州北中部 家具、器具、合板、車両、土木、建築、運動具、機械
つ が 針葉樹/マツ科 関東以南の本州四国、九州 建築(柱、土台、長押、鴨居、敷居)土木、器具
とちのき 広葉樹/トチノキ科 北海道より本州、四国、九州 家具(民芸家具)建築、器具、建具、指物、ろくろ細工
に れ 広葉樹/ニレ科 北海道より本州、四国、九州 器具、車両、家具、合板、ロクロ細工、建築
ひのき 針葉樹/ヒノキ科 木曽、高野山、高知、吉野 高級建築、器具、家具、建具、機械、曲げの物、社寺建築
ひ ば

針葉樹/ブナ科

北海道より関東北部 建築、器具、枕木、土木、船舶、土台、漆器の素地
ぶ な 広葉樹/ブナ科 北海道南部より四国、九州 家具、器具、木管靴木型、硬化積層材、漆器素地等
ほうのき 広葉樹/モクレン科 北海道より本州、四国、九州 建築(装飾)運動具、箱家具、彫刻、定規、鉛筆
ま き 針葉樹/イヌマキ科 本州中南部より四国、九州 建築(対蟻性を利用しての用途)、器具、土木
ま つ 針葉樹/マツ科 本州、四国、九州 建築、枕木、包装、マッチ箱、パルプ、カーボンブラック
えぞまつ 針葉樹/マツ科 北海道、樺太、中国東北部 建築、パルプ、器具、船舶、車両、包装、機械、屋根柾


インテリア家具の金物

インテリアの家具金物

【構造組立金物】

組立・解体が容易なように一つのシステムとして構成される。

a)ノックダウン金物

連結方法によってボルトナット形式や円筒形金具とピンによる偏心カム形式ものも、ベッドのフレームとヘッドボードの取付によく使われるひきどっこ金具などがある。

b)棚受け太柄金物

箱物の棚の位置を自由に移動ができるようにする為の部品。打込み、ねじ込み、支柱タイプなどがある。棚板にかかる比重や太柄の抜けにくさなど考慮して選択します。

c)丁番(蝶番・ヒンジ)

扉を開閉する為の金物。多くの種類がありますが、家具では扉を閉じた時、丁番が外から見えず、取付位置を前後左右に調整することが可能なスライド丁番が多く用いられています。他にも平丁盤、アングル丁番、軸釣り丁番(ピボット)、隠し丁番、屏風丁番などがあります。

【ステー(たすき金物)】

下方に開く扉(ライティングビューロなど)や上に引き上げる扉などに使用される扉を支える金物です。最近では安全性や操作性を重視したブレーキ機能付きの物が多くなっている。

【キャッチ】

扉を止めておく為の金具です。金属やプラスチックの弾性を利用するものとマグネット式のものがある。弾き手がなく、扉を押して開けるものは「プッシュキャッチ」と呼ばれています。

【スライドレール】

引出しなどの出し入れを軽くしスムーズにするためのレール。プラスチック製とスチール製があり、伸縮式は2段階引きと3段階引きとがあり、3段階引きは中身全部を引き出すことができる。

【家具用錠(鍵前・ロック)】

引出し・扉・引違い戸などに取付けられ、主にシリンダー錠が使われる。特徴的な家具用錠としては、3カ所同時に施錠できる3点ロック(洋服簞笥など扉の丈が高いものに使用される)や数段の引出しを同時に施錠できるオートロックなどがあります。

【ドアレール金物】

折戸や引き戸、収納ドアなどの開閉にしようする金物。最近、外観操作性・スペース効率の面などから折戸は多用されるようになり、ドアレール金物も良い物が出てきています。

【脚(ベース)金物と機能部品】

椅子、テーブルの脚部はベース、支柱、受座の3部で構成され用途によって組み合わせる。

  • ベース(脚)は円形、2本、4本、5本脚などでテーブルや椅子の座面を支持するものである。
  • 支柱は昇降機構のことで、ねじやガススプリングでテーブルや椅子の座を上下させる。
  • 受け座は回転(椅子の座を回転させる)オートリターン(椅子を自動的に元の向きに直す)、ロッキング(バネの弾力で椅子を前後に振り動かしたり元に戻したりさせる)などの機能を持った金具です。

【脚端部品】

  • キャスター椅子やワゴン類の脚先につけ、移動を容易にするものである。単輪、双輪タイプ、スットパー付きがある。
  • アジャスター テーブルの脚先やキャビネットの台輪などの四隅に取付けて、床との不整合を調整する金物。
  • グライド(ドメス) ソファやベッドなどの脚先に取付、床の接触を和らげ床材の損傷を防ぐための金物。

【ハンドル(引手)】

引出しや扉などに取付けて、引いたり押したりして使用する金物。操作面での機能はもとよりデザインや材質、実際の使い勝手など良く考慮して選択する。

2006年02月21日

木の種類(2)


インテリアの木の種類の説明


品名
樹種
産地
用途
みずめ 広葉樹/カバノキ科 本州より四国、九州 器具、家具(洋家具)、合板、建築、木管、硬化積層材
も み 針葉樹/マツ科 本州中南部より四国、九州 建築、土木、包装、建具、パルプ、モミチェスト、屋根柾
アガチス 針葉樹/ナンヨウスギ科 南洋材、フィリピン、インドネシア 建築、建具(ドアなど)造作、箱、家具、階段、敷居、木型、マッチ、合板
アサメラ 広葉樹/マメ科 アフリカ材、ザイール、ガーナ、象牙海岸 キャビネット、椅子、装飾的床板、家具面縁、額縁
アピトン 広葉樹/フタバガキ科 南洋材、フィリピン、マラヤ、サバ 重構造物、トラックボディ、枕木、羽目板、床板
アメリカスギ 針葉樹/ヒノキ科 北米材、アラスカ南部、ロッキー西 扉、内部造作、屋根板、箱、枠、家具、塀、集成材のコア
アメリカツガ 針葉樹/マツ科 北米材、太平洋沿岸多し 造作、小角材、パルプ、箱、保存処理をして土台
アメリカヒノキ 針葉樹/ヒノキ科 北米材、太平洋沿岸 蓄電池の隔離板、建築、船舶、水槽、衣装箱、ヒノキの代用
アメリカヒバ 針葉樹/ヒノキ科 北米材、アラスカ南部、カリフォルニア北西 日本のひばと同様に利用
アメリカマツ 針葉樹/マツ科 北米材、北米大陸西部広く 船舶、家具、合板、枕木
イゲム 針葉樹/マツ科 南洋材、フィリピン 木工用材、家具心材、側面板、敷居、造作、彫刻
イロコ 広葉樹/クワ科 アフリカ材、熱帯アフリカ 床板、指物、スライスドベニヤ
オーク 広葉樹/ブナ科 北米材 家屋の床板、ウイスキー、シェリー酒の樽。パネル、門等
ウェンジ 広葉樹/マメ科 アフリカ材、東アフリカ 彫刻、スライスドベニア
ウオルナット 広葉樹/クルミ科 北米材 スライスドベニア、銃床、内部造作、器具柄、ボート
カナリウム 広葉樹/カンラン科 南洋材、インド、東南アジア 箱、軽構造物、合板
カメレレ 広葉樹/フトモモ科 南洋材 床板、器具柄、パネル、キャビネット、合板
カリン 広葉樹/マメ科 南洋材 装飾的な用途、唐木細工、キャビネット、家具
カロフィラム 広葉樹/オトギリソウ科 南洋材 合板、家具
クィーラ 広葉樹/マメ科 南洋材、ニューギニア、サバ 強度、耐久性が必要とする物。仏壇、重量物梱包用材
コクタン 広葉樹/カキノキ科 南洋材、セレペス、インドネシア 唐木細工、象嵌、家具、彫刻、建築、ブラシの柄等
サペリ 広葉樹/センダン科 アフリカ材、ナイジェリア、ゴンゴ 家具、スライスドベニア
ジェルトン 広葉樹/キョウチクトウ科 南洋材、サバ、サラワク 家具(引出しの側板)心板、建築
シタン 広葉樹/マメ科 南洋材 唐木細工、キャビネット、スライスドベニア、家具
ジョンコン 広葉樹/ノボタン科 南洋材、ボルネオ、ニューギニア 家具(主として心板)細工物
スプルース 針葉樹/マツ科 北米材、太平洋沿岸 建築(内部造作)、航空機、塀、一般工作、ボート
セコイア 針葉樹/スギ科 北米材 橋梁、パイプ、枕木、車両、家具、一般工作
セプター 広葉樹/マメ科 南洋材、東南アジア、アフリカ 家具、キャビネット、建築、内部装飾
ゼブラノ 広葉樹/マメ科 アフリカ材、ゴンゴ スライスドベニヤ、ろくろ細工
タイワンギリ 広葉樹/コマノハグサ科 南洋材、台湾、東アジア 家具(タンス類)楽器、装飾、彫刻、日本桐の代用


2006年02月20日

家具の材料(木材)

【インテリアの木の特性と種類】

木材軽くて強く、熱を伝えにくく、加工がしやすいなどの長所と燃えやすい、くさりやすく反り、曲がりなどの変形があるという短所を持っています。家具ばかりでなく、構造材や表面材としても広く使用されているが、総需要量の60%以上の輸入材に頼っている現在、資源としての木材について真剣に考える必要があります。

【木質材料】

1)合板(プライウッド)

木材を薄くスライスした単板(ベニヤ)を繊維方向に直交させて接着した板材です。無垢材に比べて寸法安定性に優れ価格も安価である。接着剤の耐水性により、4種類に分類され耐水性の強いものから「特類合板」「1種合板(タイプ1)」「2種合板(タイプ2)」「2種合板(タイプ3)」となります。

2)LVL(単板積層材)

単板の繊維方向を平行に積層接着したもので、家具の芯材やドア枠などにつかわれます。

3)集成材

小角材などを繊維方向にして、長さ、幅、厚さの方向に集成し接<着した材料のことです。用途により「構造用集成材」と「造作用集成材」があります。

4)パーティクルボード

木材の小片を接着剤で固めて板状にしたものです。繊維板の中では一番粗く、そのため内部に空気が含まれる率が多くなり、断熱性遮音性に優れていますが、水分を吸って膨張する場合もあります。

5)ファイバーボード

木材に化学処置をして繊維状に解きぼぐし、合成樹脂を加えて板状に固めたものです。

※パーティクルボードも繊維板の一種ですが、別途に扱われる

a) ハードボード

繊維状になった木材にフェノール樹脂を加えて成型し、高温高圧で圧縮した比重0.8以上の木質の板です。面が滑らかで硬く、建材、家具用材の他に家電用材、車の内装下地材にも使われています。

b) MDF

比重0.4以上の0.8未満でハードボードと同様の特徴をもちます。家具の材料として注目される。

c)インシュレーションボード(軟質繊維板)

繊維状になった木材を合板樹脂を加えて板状に抄造成型(紙を抄いて作ると同じような方法)し、圧縮しないで乾燥させた比重0.4未満の木質の板。畳材(畳の芯材)として使われるT級、屋根材や内装材などの断熱材としてつかわれるA級、外壁材や断熱下地として使われる「シージングボード」があります。

d) 藤(とう)

ヤシ科のツル性植物で、茎の長さが100~200mに達するものもあり、主な輸入国はインドネシア、フィリピンです。加工性や色艶で「セガ」「トシチ」「ロンチ」「ボケ」の順にランク付けされている。

  

家具の材料(金属)

【家具の金属】

家具に使われる金属材料に、鋼、ステンレス、アルミニウム、銅などがあります。これらの形は基本的に共通するものがあり、丸や角のパイプ類、アングルやC形の棒材・薄板やパンチングメタルの板材などがあります。そして、プレス加工、溶接、表面処理を経て製品となります。

鋼(鉄鋼)

金属材料の中でなじみの深い鉄鋼は炭素含有量の多い順に銑鉄・鋼純鉄と分類される。鋼は中でも最も家具に多様されている金属である。溶接は炭素ガス溶接が一般的ですがロウ付け(ルームアクセサリー等の小物に向きます)アーク溶接などもあります。

ステンレス

鋼にクロムやニッケルを加えたもので、耐蝕性に優れサビにくいという特徴を持っています。18-8ステンレス(SUS304ともいう)はクロムが18%ニッケルが8%含まれている物で、流し台のシンクや浴槽椅子のフレームなどに使用されています。

これより耐蝕性の高いSUS316は外装や屋根に用いられ耐蝕性の低いSUS430は内装、調度品などに使用される。このようなステンレスも種類によってはサビが生じるものもあります。

アルミニウム(鉄は含まれていない)

軽く、加工性が良く、サビない美しい合金です。展伸材と鋳物に分けられます。

a)展伸材

サッシやテーブルのエッジ、椅子のフレームなどに使用。

b)鋳物材

椅子の脚や肘、ロビーチェアの脚ベース、テーブルベースなどに用いられている。アルマイト加工が一般的で優れた発色性を持つ

その他

a)銅 

電気抵抗が小さく耐蝕性がよい非鉄金属です。

b)真鍮

銅に亜鉛を加えたもので、管楽器、小型歯車などに使用。

c)青銅

銅に を加えたもので、銅像、装飾金物などに使われる。

d)白銅

銅と亜鉛とニッケルの合金。装飾金物などに使われる。高級インテリア材料。

e)チタン

軽量で耐蝕性は良いのですが、加工性はやや悪く高価であるために家具には余り使用されていない。

家具の材料(プラスチック)

インテリアのプラスチック材料

プラスチックは人工的に作られた高分子化合物で、一般的には軽く丈夫で美しく、耐蝕性に優れ比較的に成形できます。その為に家具の一部として利用され、また、椅子に使用されることが多くなってきています。

【熱可塑性樹脂】

熱を加えると軟化、溶融し可塑性が増す。冷却すると硬化しますが、再び加熱すると同じ状態を繰り返すプラスチックです。

    <成型方法>
  • 射出成形、押出成形、ブロー成形、真空成形などがあります。
種類
a.ポリエチレン

最も多く生産されている樹脂。日用雑貨やポリ袋、家具では引出のレールやブロー成形の椅子などに用いられる。

b.ポリプロピレン

ポリエチレンに似ていますがより軽量で耐熱性に優れている

c.塩化ビニル

塩ビとも呼ばれ、安価で強度や絶縁性に優れた樹脂。雨桶や排水管など可塑剤を加え軟化させレザーシートや床タイル、クッションフロアなどに用いられる。

d.ABS樹脂

不透明で耐衝撃性、加工性、光沢の優れた家具材料として、バランスの取れた樹脂。椅子・テーブルの回転機構部であるリンクのカバーなどに用いられる。

e.ポリアミド(ナイロン)

耐衝撃性や潤滑性にすぐれ、歯車、ローラー、キャスターなどに使用される。

f.ポリカドネート

耐熱性が高く衝撃にも強い樹脂。透明屋根や照明器具などに使用される。透明度が低い・・・乳白色

g.アクリル(メタクリル)

透明度・光沢はプラスチックの最高水準で、硝子に順ずる素材として利用される。しかし、キズがつき易く燃えやすい。

【熱硬化性樹脂】

熱を加えていったん硬化すると、再び熱を加えても溶融しないプラスチック

    <成形方法>
  • 圧縮成形(プレス加工)、射出成形がある
種類
a.ポリウレタン

硬質発泡体は椅子の芯材や家具の構造材に、軟質発泡体はマットレスや椅子のクッション材として多用される。又、高級家具用の塗料、合成皮革としても使われる。

b.ポリエステル(不飽和ポリエステル・FRP)

合版にオーバーレイし、ポリエステル化粧版として利用。この樹脂にガラス繊維などを混ぜて強化したものは「FRP」と呼ばれ、浴槽、防水パン、椅子のシェルなどに利用される

c.メラミン樹脂

フェノール樹脂とともに熱硬化性樹脂の代表的なもの。電気部品・器具のつまみ、取手などに利用され、家具では紙に樹脂を含浸硬化させたメラミン化粧版はテーブルの表面材としてよく利用されます。これによく似たものにダップ樹脂を使った「ダップ化粧版」があります。

    

バランスカーテンの種類

バランスカーテンの種類

バランス(上飾り)は装飾効果だけではなく、古い金具やレールを隠したり、カーテンの隙間から外からはいる光を遮ったりします。また、上部の隙間を隠すことから省エネの面でも効果が10%位あります。

【プレーンバランス(フラットバランス)】
 
 プレーンバランス

 フラットバランス


【箱ヒダ、ボックスバランス】

 箱ヒダ

【スワッグバランス】

 スワッグバランス

【ギャザーバランス】

 ギャザーバランス

【カーテンボックス】

 最初からカーテンを吊るレールを見せないように壁が下がっているものをカーテンボックスといいます。カーテンボックスの場合天井が高く見えると言うメリットがあります。デメリットとしては、カーテンを洗うときなど外す時や吊る時が一苦労ぐらいです。

木の種類(3)


インテリアの木の種類の説明


品名
樹種
産地
用途
タイワンヒノキ 針葉樹/ヒノキ科 南洋材。台湾北中部 建築、家具、器具、化粧板、彫刻
タウン 広葉樹/ムクロジ科 南洋材。熱帯アジア、ニューギニア 家具、キャビネット、内部装飾、合板
タガヤサン 広葉樹/マメ科 南洋材 指物、家具、象嵌、細工
ターミナリア 広葉樹/シクンシ科 南洋材。パプアニューギニア 家具、合板、キャビネット
チーク 広葉樹/クマツヅラ科 南洋材。インド、ビルマ、タイ 装飾的用途、強さ、耐久性の用途、家具、建築、細工
ドロノキ 広葉樹/ヤナギ科 朝鮮、樺太、大陸北東部 マッチ軸木、箱、パルプ
ナーラ 広葉樹/マメ科 南洋材。東南アジア、アフリカ 装飾的な用途、唐木細工、家具、建具(ドア)
ニアトー 広葉樹/アカテツ科 南洋材。フィリピン 中級家具、建築(造作、床板)、合板
ニューギニアウォールナット 広葉樹/ウルシ科 南洋材。ニューギニア スライスドベニヤ、装飾的用途
ノーブルファ 針葉樹/マツ科 北米材 内部造作、箱、パルプ、桶
パオロサ 広葉樹/マメ科 アフリカ材。ゴンゴ 突板(家具、楽器、壁面)、製材(床柱、飾り棚、仏壇)
パドック 広葉樹/マメ科 アフリカ材。カメルーン スライスドベニヤ、突板
パルサ 広葉樹/パンヤ科 中南米材 救命具、ブイ、絶縁、吸音、サンドイッチ構造の心
ピーラ 針葉樹/マツ科   アメリカマツの特選材
ブビンガ 広葉樹/マメ科 アフリカ材。ガボン、カメルーン スライスドベニヤ、ろくろ細工
ベニマツ 針葉樹/マツ科 北洋材。ロシア 建築、建具、橋梁、車両、船舶、箱、細工物
ペルポック 広葉樹/ニシキギ科 南洋材。 足物家具、額縁、包装材
ポプラ 広葉樹/ヤナギ科 北米材。 木毛、箱、合板、乳製品の箱、マッチ、家具
マコレ 広葉樹/アカテツ科 アフリカ材 スライスドベニヤ、キャビネット
マホガニ 広葉樹/センダン科 中南米材 最も重要な材の一つ。家具キャビネット、室内装飾
マラス 広葉樹/イイギリ科 南洋材。ニューギニア ダンネージ、土台、梱包材、足物家具、造船用材(舵)
メラピ 広葉樹/フタバガキ科 南洋材 家具、建築、建具、合板、淡色の木材が必要な時
メルサワ 広葉樹/フタバガキ科 南洋材。インドネシア 建築材、床板、家具材、キャビネット、合板用表板
メンクラン 広葉樹/アオギリ科 南洋材 合板、家具、内部構造材、キャビネット
モアビ 広葉樹/アカテツ科 アフリカ材。ナイジェリア南部 家具面縁、敷居、床
ラブラ 広葉樹/アカネ科 南洋材。スマトラ 合板、家具なのどの心板
ラミン 広葉樹/コニスチル科 南洋材 内装、建築、家具、指物、合板
ラワン 広葉樹/フタバガキ科 南洋材。フィリピン 家具、合板等
レンガス 広葉樹/ウルシ科 南洋材 家具、キャビネット等
ローズウッド 広葉樹/マメ科 南洋材。インド、インドネシア 唐木細工、高級家具、装飾的用途


2006年02月18日

プレーンシェード

【プレーンシェード】

インテリアのスタイルカーテンの中にシェードと言われるカーテン生地と機械を使って作られる種類があります。その基本となるのがこのプレーンシェードになります。プレーンシェード又はローマンシェードと言われます。シェードには色々はデザインをしたタイプがあります。

シェードの特徴としましては、カーテンのように開閉が左右ではなく、上下の開閉になります。この開閉方法はコード式とドラム式の2種類が選択できます。また、開閉時には上部にたたみ上げられるように上がっていき、下ろした時は一枚の生地になります。

プレーンシェードは一番シンプルなスタイルで、どこに使用してもおかしくないのが魅力です!

プレーンシェード
※写真はプレーンシェード

【ダブルシェード】

ダブルシェードは、プレーンシェードを2台を1台の機械ににまとめたタイプのものをいいます。これにより、厚みがスリムになり今まで1台しかプレーンシェードを取付けれない場所などに取付が可能となってきました。一般的には手前のシェードをドレープカーテンの生地で制作をして後ろのシェードは、レースの生地で制作をいたしますが、デザインによっては手前にレースの生地をもってくることも可能です。

    メリット
  • 1台の機械で作れるので、手前への出張りがすくなくてすむ。
  • コストを抑えることができる。
    デメリット
  • 1台の機械の為、機械のメーカーしだいでは、左右どちらともに開閉のコ ードができてしまう。
  • 操作方法がコード式しか選べない。
ダブルシェード
※写真はダブルシェード

2006年02月17日

ビザンチン様式

ビザンチン様式の文化

コンスタンティヌス帝によって、都がローマからビザンチウムに移され、大帝の名にちなんだ新しい都市コンスタンチノポリスは、東西文化の接点として経済・文化の中心となりました。東ローマ帝国の初期ほ初期キリスト教文化と同じ動きを示すが、6世紀ごろになると独自の文化が形成されていきました。313年キリスト教を公認する。キリスト教を中心に、東ローマ帝国で形成され独自の文化が「ビザンチン文化」となります。

【ビザンチン様式の建築】

礼拝の空間としての身廊(しんろう)、両側の付属空間として側廊(そくろう)、奥深いところに聖なる場所としてアプスを備えたバシリカ式教会堂はこの時代に確率し新たな発展の芽となります。教会堂の平面にドームをかける構法が考案されペンデンティブドームという

この技術を見事に開花させ、ビザンチン建築中の傑作といわれるのがコンスタンチノープルの聖ソフィア寺になります。中央に直径31mの大ドームを掛けペンテンティブによってできる4つのアーチのうち、前後のものにさらに同じ大きさのドームは半分つなぎ、中央部は幅31m、71m長さの楕円状の大広間を作り出しました。

代表的な建物
ハギア・ソフィア寺院

直径33m、高さ56mの巨大なペンデンティブドームが有名。(別名:聖ソフィア、アヤソフィアとも呼ぶ)

サンマルコ寺院

ギリシャ十字平面の構成で、4つの腕にそれぞれペンデンティブドームをかけ、内部が5つに区分される。

サンマルコ寺院
写真はサンマルコ寺院

【ビザンチン様式の家具】

ビザンチン時代の家具はほとんど残っておりませんが、資料によってある程度わかっていることもあります。この時代のイスやテーブルは、ギリシア・ローマの形式を基調としていますが、曲線的形態は直線的形態に変化しているものが多くみられます。

ビザンチンの宮殿や教会堂にみられるオリエント風な装飾様式が、家具にも大きな影響を与えており、木材、金属、象牙などを素材に金、銀、宝石咳で装飾され、象嵌や薄肉彫りによる表面装飾もおこなわれてました。デザインはローマ時代の物をもとにするが、直線的となり硬い印象をあたえます。

代表作
マクシミニアンの王座

東洋風の模様を彫刻した象牙板をはりめぐらせた豪華な物として有名です。

【ビザンチン様式の工芸】

ビザンチンの装飾文様には、十字架、鳩、羊、幾何学文、円輪文、連珠文、網ひも文などがあります。この文様は建築の壁画彫刻や工芸品などに広く使用されました。

教会堂の内部では、金属や色ガラスの強烈な色調のモザイクが好んで用いられ、8世紀ごろの偶像破壊運動以後は、図像表現には様式的厳密さが加えられました。その優れた作例となるのが、聖ビターレ寺、聖ソフィア寺などがあります。 写本を飾る彩色画をミリアチュールと言われるが、その多くは修道士達によって描かれ、聖書、典礼書、祈祷書などの挿絵として発展します。多くの書物は高価なパピルスや羊皮紙の上に手写しされ、水彩やテンペラ絵の具で手彩色された挿絵が描かれています。

2006年02月16日

ロマネスク様式

ロマネスク様式の文化

東ローマ帝国でビザンチン文化が形成されていたとき、西ヨーロッパでは、ゲルマン民族の侵入によって、ローマ植民地都市の体制は弱まり、混沌とした状態が続いたが、やがてローマ法皇下のカソリック教がゲルマン民族の間に広まるにつれて、西ヨーロッパで11世紀〜12世紀、次第に特色あるキリスト教文化が形成されていきました。これがロマネスク文化となります。

【ロマネスク様式の建築】

11世紀から12世紀になると、従来の木造小屋組に代わって石造ボールトで内部空間を覆い、火災や蛮族の侵略に耐えられる建築となっていきました。石造建築が作られるようになって、キリスト教会堂の建築が盛んになります。

小型の切石を積み上げて、柱壁をつくり、その上に交叉ヴォールの天井をかけた。外観は高い身廊部と低い側廊部でバシリカ式教会堂の特徴を残し、正面両側の塔や十字平面形などが見られる。交叉ヴォールトの交叉(こうさ)する部分に石の骨組みとしてのリブを用いる構造もこの時代からです。

壁はボールド天井を支えるために厚さを増し、柱を強固に太くしていきましたが、そのために厚い壁の強度を保つために窓を大きくとることができませんでした。したがって、壁面が広くなったので、そのスペースにはフレスコ画が描かれていきました。

ロマネスク建築は、ヨーロッパの各地にそれぞれ独自の様式を持って生まれ、その特色は材料や形態の素朴な地方性と言えそうです。イタリアでは初期キリスト教やビザンチンの影響が強く、フランス北部はバシリカ式、南部は古代ローマの名残りが多く見受けられます。

    代表的な建物
  • ピサの大聖堂
  • ダラム大聖堂(イギリス)
ピサの大聖堂

写真はピサの大聖堂内

【ロマネスク様式の家具】

ロマネスクの家具の種類としては、イス、寝台、テーブル、チェストなどがあり、材料としては木材が多く使用されていますが、石や金属も用いられていました。形式や意匠はロマネスク建築様式の影響を強く受けており、ロマネスクの家具の特徴としては、無駄な装飾が少なく、構造体はほとんどむき出しにされて、人間味豊かなものが多いことになります。

木彫の玉座を構成する脚、肘掛、背もたれはいずれもロマネスクの建築の石造のアーケードの形式を採り入れられており、ドイツの長椅子やスカンジナビアの農民家具なども、同じようなロクロ加工によって、ロマネスクの建築の石造柱を模したものと考えられます。

【ロマネスク様式の工芸】

この時代の金工の多くは修道院の工房で作られたもので、金、銀、青銅、銅を主として鉄も用いられていました。技法としは、鍛金、打つ出し、腺彫り、透かし彫り、象眼、エマイユなどで聖祭器具、装身具及び建築用の金具などに多く用いられていきます。

装飾文様としては、アカンサス、忍冬(すいかずら)、ぶどう、あざみなどの植物やキリスト教を象徴する十字架、鳩などが多く用いられていました。

2006年02月15日

ゴシック様式

ゴシック様式の文化

中世の文化の最後になるのが、このゴシックの文化になります。ゴシックとは時代のイタリア人が野蛮なゴート人の建築という意味に用いた言葉に由来します。しかし、この時代の人が「フランス人の業」といっているように、12世紀前半パリを中心とするフランス王領で現れた建築からゴシック様式が始まり、13、14世紀になると一層発展していき、16世紀までゴシックの文化は続くことになります。

【ゴシック様式の建築】

ゴシックの建築の特徴は、構造部分の肋骨きゅうりゅう(リブ、ボールド)と尖塔アーチとフライング・バットレスになります。しかし、これらはここの技術は必ずしもゴシック建築特有のものではありません。むしろゴシック建築はこれらの技術を総合して、ロマネスク建築より洗練された壮麗な建造物に発展させることに特色がみられます。

交差ボールトから発達したリブ、ボールドは、すでにロマネスク末期にも見られていましたが、四辺が半円アーチであったために各支点の間は等しくなくてはなりませんでした。しかし、ゴシック建築では、尖塔アーチの応用により、柱間の長短に関係なく高さを一定にすることが可能となりました。

この尖塔アーチは施工が簡単なために天井高も高く作ることも可能となっていきます。しかし、それだけ身廊の扶壁(バットレス)を強固にする必要が生じ、バットレスが外観上無視できない要素となってきました。

次第にリブは構造体というよりは、装飾として重要な役割を果たすようになってきました。リブの構造の発達より壁がほとんど構造的な意味を持たなくなり、窓を大きく取れるようになります。

キリスト教の教会建築を中心に発展したが、都市の市民層の形成とともに次第に市庁舎などの公共建築に及ぶ。

フランスのゴシック建築

北部では早くから発達したが、南部ではロマネスクの傾向が強く、構造的進展が遅かった。ゴシック建築の始まりは、パリ郊外のサン・ドニの内陣から始まったと言われています。

代表的な建物
パリのノートルダム大聖堂

両側のバットレスを利用して幅を拡大し、身廊の天井高さは35mにも及びます。この高さを維持するためにはフライング・バットレスの手法が不可欠となり、この手法はフランスで発達しました。

イギリスのゴシック建築

イギリスは、ゴシック建築を北フランスより学ぶことになります。イギリスのゴシック建築大聖堂の特徴は幅が狭くて奥行きが長く、構造的にも発達が遅れてしまい、柱間が狭く、天井高も高くできませんでした。リブの扱い方が発達し、その数が多いことがフランスのゴシック建築と異なる点です。

代表的な建物

ソールズベリ大聖堂

【ゴシック様式の装飾】

ラテン十字(細長い十字形)を基本とし、垂直線の強調やリブの発達による部材の軽快さなど、宗教上の効果と連動してこの時代の造形を特徴づける。また、ステンドグラスの使用など教会建築の装飾性の高まりとともに、内部空間を華麗なものにする。

    代表的な建物
  • ノートルダム大聖堂
  • シヤルトル大聖堂
  • アミアン大聖堂
  • ケルン大聖堂
  • ミラノ大聖堂
ノートルダム大聖堂
写真はノートルダム大聖堂


【ゴシック様式の家具】

この時代になると、豊な居住性を求める工夫がいろいろと考えられ、室内の装飾や調度品などにも、豪華なムードが漂うものが多くなってきました。

ゴシックの家具は建築意匠を採り入れたものが多く、建築と関連しての変化が見られます。垂直に強調したシンメトリーな形態と、豪華な彫刻装飾に特色があり、柩にはアカンサス、唐草、渦巻き、S字模様などが彫刻されています。

框組(かまちぐみ)板張り構造で建築同様、垂直性を強調するデザインのものが多くつくられる。また、トレーサリー(透かし彫りの模様格子)リネンフィールド(ひだ形飾り)フランボワイアン(火炎模様)など家具の装飾に使われる。

【ゴシック様式の工芸】

ステンドグラスはゴシック建築の出現と共に大きく発展しました。13世紀になると大会堂内部の壁面は全面が窓の集合体となり、その装飾の主役をステンドグラスが受け持つようになりました。ステンドグラスの題材としては、聖母、使徒、聖人など大型の単身像や円、方形などの細かい模様も用いられ、聖典の世界を美しく描き出しています。

タピスリーは、すでにロマネスク期から存在していましたが、ヨーロッパで広く用いられたのはゴシック以後であります。

2006年02月12日

ルネサンス様式

ルネサンス様式の始まり

中世のヨーロッパは、キリスト教教会と封建領主によって完全に支配されていたが、やがてこれらの重圧から解放と人間性の回復とを願って、人間中心の真に自由な人現的な文化の実現が要望されることになる。このような動向を示したヨーロッパは、古代ギリシア、ローマの文化の意味を理解するようになり、15世紀初頭、イタリアのフィレンツェにより始まった、それらの文化の復興と再生の運動をルネサンスと呼ばることになります。

【ルネサンス様式について】

ルネサンスの様式はその展開に関しては、各国それぞれ若干の年代差が見れてており、作品の様式も風土や民族性に差異によって一様ではありませんが、その根底には豊なヒューマニズムの精神と、古典美を理想とする厳格で端正な秩序と調和のある表現が共通しているなどが特色と考えられます。

【ルネサンス様式の建築】

境界に代わって宮殿、城館、邸宅、別荘、劇場、病院、市庁舎などの建築が盛んとなり、古代建築のオーダーや装飾モチーフがとり入れられシンメトリーとバランスを設計の基本的の原理として計画され、建築の外観などは明快で直截な形式を示しており、特に垂直に対しての平行を強調しています。

各階層の区分に蛇腹をつけ、窓や出入り口の構成には垂直線・水平線・円弧・破風などによる幾何学的なデザインになっており、ファーサード全体はシンメトリーが要求されていました。

シンメトリー  左右対称

この時代になりますと、建築は構造的にも意匠の面でも複雑で精緻なものに発展していったために、建築に携わる人には広い学識と教養、美的センスを備えた専門家が要求されてきました。ここに、従来までの専門技術を持った職人とは性格が異なるアーティストとしての建築家が登場してきました。

【ルネサンス様式のインテリア】

室内装飾は、古代ローマの手法を取り入れて、床は大理石、モザイク、寄せ木などの張り仕上げとして、壁は蓋柱、円柱、蛇腹などで構成し、壁面には絵画、彫刻で装飾を施し、重要な部屋には全面をタペストリーで飾ることも行われていきました。

古典的な傾向が強く、床には大理石、モザイク、タイルのほか寄木張りなどが用いられ、大理石の砕石によるテラゾーも使われ始める。又、大きなタペストリーを飾ることも多くなった。 壁や天井を絵画、彫刻で豪華に飾る建築が増える。

【ルネサンス様式の特徴】

  • 教会堂とならび宮殿、邸宅が重要な課題となる。
  • デザインは、古代ローマ形態、構造は古代建築や中世建築の成果を受け継ぎ調和・比較・均衡といった古典的美の基準を再評価し、されにビザンチンやイスラムの長所を取り入れそれらを統合する。インテリアや家具の配置などシンメトリー法則が守られる。
  • 住宅・宮殿については中世後期の住宅がもっていた形式にとらわれず機能的な性格に、古典主義の威厳と快適さを加えることが課題。
  • 広い教養と見識を持ち、科学と芸術の才能を備え、個性と独創性を持った建築家が必要。ルネサンス以降の建築の歴史は、建築家の歴史となる。
聖ピエトロ寺院

※写真聖ピエトロ寺院内

【ルネサンス様式の家具】

種類も豊富になり、豪華な婚礼用櫃のカッソーネ、椅子では木製長椅子のカッサバンカ、婦人用のカクトワール、ダンテスカやサボナローラは交脚椅子で、愛用した文豪ダンテ修道僧サボラローラにちなんで、名付けられる。また、広がったスカートをはいた女性が座りやすいファージンゲルチェアもこの頃の椅子になります。

イタリアの家具

建築や室内装飾の影響を受けて、彫刻・象眼・絵画などの技法を採り入れ豪華に装飾されています。イスは、ゴシック期の箱型がなくなり、古代ローマのイスを模したものが多くなりました。貴族の使うイスはいずれも格式ある装飾豊な形式を示しており、肘掛け椅子、ダンテチェア、サボナローラ、カッサパンカ、スガベルロなどのイスがあります。

フランスの家具

アンリ4世時代から形式も整い、洗練されたフランスのルネサンス様式が形成され、ルイ13世時代にそれが完結します。上級階級の生活水準が高くなるにつれて、家具の需要は増大していき、イス、寝台、衣装戸棚、飾り棚、テーブルなどの種類も増えていきました。収納家具には二つ重ねの衣装戸棚(ドレッサー)や飾り棚が代表的な作品で、人物像や花飾りの豪華な浮彫装飾が施されています。

イギリスの家具

住宅建築の発達に伴い家具製作も盛んになり、エリザベス1世即位後はさらに発展をしていき、イギリス独自の作風を表すようになってきました。家具は重厚で直線構成を基調とし、構造の単純さと実用的な機能を重視した点に大きな特色があります。

エリザベス1世のころ、最盛期を迎えエリザベス様式ともいられる。中世の貴族の城館(マナハウス)はイタリアのパラッツォ風に変化する。

【ルネサンス様式の工芸】

陶器

イタリアにおけるマジェリカ陶器の製作は1400年頃フィレンツェで、緑、紫、黄、青などを使った色絵付錫ゆう陶器に始まり、その後は槲の葉や孔雀の羽を全面にあしらったイタリア独自の装飾文様を展開させていきました。16世紀の初期からイタリアの陶工はヨーロッパ各地に招かれて美しい錫エナメル陶器の技法を伝えました。

金工

ルネサンスの金工を特色つけるものは酒盃、飲食器、置物などの日常器具や刀剣、甲胃などであり、装飾意匠には葉文様、アラベスク、紋章、グロテスク、人物像、歴史的物語、神話などがあります。ニュールンベルクは世界最大の銀器生産地で、そこの著名な金工家ベンチェル=ヤムニッツアは「巻貝の水差し」など卓越した銀器を残しています。

2006年02月11日

椅子の基本構造

【インテリアの椅子の基本構造】

基本的な椅子の構造は、人体に接する座、背及びそれを支える脚部からなり、ひじ掛け椅子はこれにひじと肘束が加わります。


椅子の座


座は座枠を組み、その上に張り込み加工をするか、合板に張り加工をしたものをはめ込む。貼り加工をしない場合は、木材を削り出して座面を作ったり、キャンバス座革などのシート状のものをそのまま座にしたり、藤、紐、縄などを張って座面を作ります。

椅子の背

背は後脚上部と笠木(かさぎ)、背貫、背束(せっか)などからなり、貼れ加工をする背は、背枠を組むか、合板を使う。背部を縦方向のラインで構成するタイプをスポークタイプ、横方向のラインで構成するタイプをラダータイプと言います。

椅子の脚

前脚、後脚、幕板、貫からなる。柄差しや太柄差しで接合します。貫は強度を増やす場合や足掛けにする場合に用いられる。H型につないだ貫のことをとんぼ貫という。

※曲げ木、金属、成型合板、プラスチックなどで作る椅子では、座と背と脚が一体化も可能なので、色々な試みができるます。

2006年02月10日

バロック様式

バロック様式の始まり

17世紀のヨーロッパは、政治的にも文化的にも活気に満ち溢れていた時代でした。そのような中、マリティン・ルーテルの宗教改革を契機に、西欧に栄えた新教に対抗して、ローマ法王庁はカソリック教会の拡大と再統一を図る為に、反宗教改革を断行しました。カソリック教会と列国の専制君主の宮廷を中心に栄えた造形芸術の様式をバロックと呼びます。

【バロック様式について】

バロックの様式の発生地域はローマで、イタリアでは16世紀後期のミケランジェロの建築や彫刻において既にバロックの傾向が認められたが、最盛期に達したのは17世紀後期になります。ローマのバチカン市に造営された聖ピエトロ大聖堂はカソリック教会の権威を示すと共に、バロック様式の象徴でもありました。

【バロック様式の建築】

古典様式の法則やシンメトリーといった厳格な構成をもつルネサンスの建築に比べて、バロックの建築は構成が自由で、力強い躍動感を表しています。

教会や宮殿の建築においては、特に支配階級の強大な権力を表現する為に建物の規模は拡大していき、その内部空間は巨大となっていきました。また、空間の奥行きを表すために遠近法の手法が採用され、さらに、彫刻や絵画を壁面の装飾に豊富に採用されるなどバロックの建築の装飾的効果は一層高められてようになりました。

聖ピエトロ寺院

1506〜1663年バロック様式の出発点であり、天蓋付き祭壇広場の列柱の構造、明暗の効果なあどの取り扱い方に特徴がある。

ベルサイユ宮殿(フランス)

1679〜1684年ルイ14世が建造、設計はアルドアン・マンサール

聖ピエトロ寺院
                          ※写真は聖ピエトロ寺院

【バロック様式の装飾】

イタリア

17世紀に建てられたパラッツォの室内の装飾は躍動感のある華やかなもので大広間と寝室が格式を示す部屋として重視された。壁面は壁柱、軒蛇腹、フレスコ画、タペストリーなどで装飾され、天井も天井画や繰形を多く用いた。床は、モザイク張りであった。このような豪華な邸宅には、装飾的な家具が必要となりました。

フランス

ルイ13世 壁面を枠組み鏡板張りとして、これに彫刻を施したり、布張りをするようになり、大型の鏡を取り付けることも始める。ルイ14世 ベルサイユ宮殿の造営に際し、1662年宮廷画家シャルル・ル・ブランに統率させ、「礼拝堂」「戦争の間」「平和の間」などを手掛け、「鏡の間」の円形天井では彫刻と絵画を混用した構成手法を使っている。
ルイ14世の宮廷家具師のアンドレ=シャルル=ブールは黒檀に精巧な象眼を施した衣装戸棚、机、時計台などを製作しましたが、これらはブール様式と呼ばれ、フランス家具の傑作と評価されています。

イギリス

17世紀前半のイギリスは、ジャコビアン様式といわれ、ジャコビアン様式の家具は、スパイラル状にねじり脚やらっきょう型のひき物に特徴がある。17世紀末、オランダ、バロックの影響を受けたウイリアム&メアリー様式が起こる。ウイリアム&メアリー様式の家具は、ウォールナット材を使い象嵌細工を施す技術が駆使されています。
ホワイトホール宮殿の室内は、精巧な繰形装飾の板張り壁面や漆喰天井、開口部にはフリーズ、破風などが採用され、古典的な意匠を示しています。

2006年02月08日

ウッドブラインド

【ウッドブラインド(木製ブラインド)】

ウッドブラインドは、そのなのとおり、木で作られたブラインドになります。水平に組まれた羽は自然の木を使った木製の羽を使用しており、羽の厚みは35mm、50mmの種類があります。

このウッドブラインドの特徴は、自然の木を使った羽を使用していることで、今までのブラインドにはなかった雰囲気を部屋の中に持ってくることができます。木製なのでモダン、シック、クラシック、和風のイメージと組み合わせてもおかしくないです。

羽の幅は、35mm50mmがあり色はブラインドに比べますと少なくはなりますが、主要の色は揃っていますので安心してください。また、ラダーテープを付ける事ができ、(写真はモスグリーンのラダーテープが付いているタイプです)これによってまた雰囲気を変える事ができます。このラダーテープも数はすくないですが色が選べます。

羽の厚みと自然の木を使っているために製品が重くなってしますデメリットがあり、この木製ブラインドを使われる場合は開閉に時間がかかりますので余り開閉にこだわらない部屋での使用が向いていますが、LDなどでも使って頂いても大丈夫です。

ウッドブラインド

バーチカルブラインド

【バーチカルブラインド(縦型ブラインド)】

バーチカルブラインドは、垂直に吊られた羽(ルーバー)を操作することによって、外からの光の調整をすることができます。羽(ルーバー)の幅は、75mm、100mmが主体でしたが、現在は127mmのタイプも出てきました。

縦型ブラインドの特徴の一つとして、羽(ルーバー)が、カーテン同様に布でできていることです(一部例外あり)。これにより、横型ブラインドのようにアルミではないので冷たい感じはあまりありません。

この縦型ブラインドは、大きな広い窓に使われるととても綺麗に見えます。しかも掃出しの窓でLDなどはとても有効とおもいます。したがって、出窓や腰窓では、縦型の持っている良さを発揮しにくい場所になりますね♪

写真はLDの窓全てに縦型ブラインドをつけた時になります。この場合は全て掃出し窓の為に幅の小さい窓に取付けてもバランスが崩れるようなことはありませんでした。

バーチカルブラインド

ベネシャンブラインド

ベネシャンブラインド(横型ブラインド)

ベネシャンブラインドは、水平に組まれたアルミニュウムの薄い羽を回転させてることによって日差しの差込に変化をくわえることが出来ます。

羽の厚みは15mm、18mm、25mmが主体でしたが、現在では50mmのタイプも出てきました。50mm以外のタイプは200色ほどのカラーが選べ「チタンコート・フッ素コート」などをした羽(スラット)があります。色の設定も表と裏を違う色に指定することもできますので、カラーコーディネートのバリエーションは豊富です。

ベネシャンブラインドの厚みはほぼ先ほどの羽(スラット)の幅と同じになりますので、取付場所が色々選れべ、特に窓枠の内側に取付も可能です(一部対象外あり)。それにより部屋の中に出てこない分、スペースが広く感じます。

一番に使われるのは浴槽、キッチンまわりなど水周りて使用することが多く、その理由としては、汚れにくい・さびにくいなどがあげられます。

チタンコート

酸化チタンを塗装して光で汚れをおとす

フッ素コート

汚れが簡単に落とせる

ブラインド
※この写真は浴室に取付けた状態です。

【ベネシャンブラインドの種類】

通常のタイプ
出窓タイプ

洋風出窓、角形出窓などで使用,/p>

ノンビスタイプ

ユニットバスの窓に使用

セパレートタイプ

1台のメカで中心から分かれて別々の操作が可能

傾斜タイプ

天窓なので使用

変形タイプ

円形窓、半円形窓などで使用

また、ブラインドを下げて閉じると下の写真のような絵柄が見えるタイプもあります。

ブラインド

ロココ様式

【ロココ様式について】

18世紀のフランス、ルイ15世の時代に装飾を中心とした新しいロココ様式が生まれる。バロックの動的で男性的な美しさに比べ、この様式は優雅で女性的曲線的なイメージを持つ。

ロココとは、ベルサイユ宮殿の庭園を飾った貝殻模様の人口大理石のロカイユと言う名称にもとづいている。

ベルサイユ宮殿
写真はベルサイユ宮殿

【ルイ15世様式】

ロココ様式は、自由奔放で享楽的な生活をのぞんだ貴族達にふさわしく優美で洗練されたスタイルを持っている。上流社会の生活の場も婦人中心のサロンに移り、家具もそれに合わせて小ぶりで使いやすいものが求められ、家具の種類も豊富になり中国趣味(シノワズリー)の家具も好まれした。

    椅子
  • 座や背がゴブラン織りのアームチェアー フォトゥーユ
  • 安楽椅子               ベルジェール
  • 長椅子                 カナペ

※座り心地の良さを持ち合わせた完成度の高い椅子

    家具
  • 引き出しの付いた小タンス       コモド
  • 壁ぎわに置き花や胸像などを置く   ベルデェール

※その脚部は常にガブリオール・レッグと言う優雅な曲線を持った猫足が使われた。

材料

黒檀やウォールナットが使われ、寄木細工、象嵌、漆喰塗り金箔押しなど多彩な表現が用いられる。

ベルサイユ宮殿
写真はベルサイユ宮殿

【ルイ16世様式】

この様式は古典的なスタイルが基調となっています。シンメトリーで古典的もチーフがあしられ、家具の表面装飾は彫刻より寄木細工が好まれ、脚は溝彫り(フルーティング)を施された先細りの直線脚になります。

イギリス

18世紀初め、アン女王治下のイギリスは、クイーン・アン様式と言われるフランスロココの影響を受けたガブリオール・レッグの家具が多く作られる。

クゥイーン・アン様式

花瓶形にくり抜かれた背板、基部のふくらんだガブリオール・レッグにつま先が兎脚の優雅な形を持ち、今もなお多くの人に愛されています。

アン女王の後のジョージ王朝の建築様式はジョージアンと呼ば れています。期間が長いのでスタイルも幅広く、大まかに言えば前半はクイーン・アン風(ロココ風)、後半は新古典主義の影響を受けたスタイルです。

チャペンデール様式 初期はロココ風に始まり、ゴシック風、中国風と幅広いスタイルの家具を発表。中でもリボンバックのものや中国風のデザインものが有名。

2006年02月07日

スワッグ&ビショップ

【スワッグ】

カーテンのスタイルの中にスワッグと言われる装飾性を出すための飾り付けがあります。

スワッグとは、下記の写真のような飾り方をした生地のことを言います。これは、カーテンやスタイルカーテンのように外からの視線を隠すなどの役割りを示すデザインのものではなく、本当に部屋の中のデザイン(雰囲気)を楽しむためのカーテン生地の飾り方と言えるでしょう。


スワッグスワッグ


【ビショップ】

ビショップとは、こちらも写真のようなデザインを施されたカーテン生地になります。特徴としましては、写真からもわかるようにカーテン生地がコブのようなデザインで連続に縫製されているものを言います。

ビショップもスワッグ同様に、部屋の中のデザイン(雰囲気)を出す為の生地となります。このコブの連続が4つ、5つになろうがすべてビショップと言います。

ビショップ

オーストリアンシェード

【オーストリアンシェード】

オーストリアンシェードは、バルンシェードにデザインを加えたのもで、表面が鱗のように波だっているのが特徴となります。この波だっているデザインはオーストリアンシェード特有になりまして、大きな広い窓でも十分存在感を出せるスタイルカーテンの中の一つと言ってもいいと思います。

このデザインのために、製作可能の生地が制約されてきてしまいます。一番ポピュラーな生地は「ボイル生地」です。このボイルは糸が硬いので、さらに綺麗に仕上げるに方法もあり、その場合はオーガンジーと呼ばれるウェディングドレスに使用される生地を使うますと、糸も柔らかく半透明のようね糸なので光の見え方が綺麗に感じられると思います。

 
オーストリアンシェード

【ピーコックシェード】

ピーコックシェードは、なかなかお目にかかることが無いシェードと思いますが、デザインはとても個性的で、雰囲気的にはヨーロッパのクラシックなイメージが強いですね♪

このピーコックシェードも基本はプレーンシェードになりますので、操作などはまったく同じでデザインのみが変わったものです。

このタイプになりますと、ほとんど開閉は出来ないと思っていただいた方が良いです。もし動かせることができましてもほんの少し上下に動く程度となります。

また、オーストリアンシェードと生地の性質はことなり、ピーコックシェードではドレープの生地のように厚手が使われることがほとんどとなります。

ピーコックシェード

2006年02月06日

シャープシェード

【シャープシェード】

プレーンシェードに横バーを均等に入れて縫製されたタイプがシャープシェードと言われます。
レース生地の場合は、横バーが透ける事に寄って生地のメリハリを見せる事が出来てきます。また、裾が横バーの効果で弛みがなく直線が綺麗にでます。

しかし、ドレープカーテンのように透けないカーテンでは一部デザイン面(透視効果)を期待できないことになりますが、それとは別に、横のバーが生地を折りたたみながら綺麗に上げる役割をしてくれますので、長く使用していて折目がずれることもないので、安心して使用できます。

シャープシェード
写真は「シャープシェード」です。

【ムースシェード】

 ムースシェードは写真のように中心が下がっていているデザインのシェードのことを言います。このムースシェードの開閉は中心に一ヶ所だけの紐によって上下に開閉されます。

デザインがこのようなデザインになっていますので、一番上に綺麗に収まる訳ではなく、そのデザインを残したままで可動することはありません。

ムースシェード

2006年02月05日

ネオクラシズム様式

【ネオクラシズム様式とは】

18世紀中期から古典様式への関心は急速に高まり、ロココの特徴であった曲線は再び直線にかわり、シンメトリーの構成と古典的なプロポーションが重視される事になった。この様式をネオクラシズム(新古典主義)といいます。

【フランスの建築】

アンジュ・ジャック・ガブリエル設計

ベルサイユ宮殿のプティ・ドリアノン 1768年

【イギリスの建築】

ロバート・アダム

オスタレー邸、18世紀後期

【フランスの家具】

ジヤン・アンリ・リーズナー

マリーアントワネットの愛用の家具作成

※18世紀末のフランス革命後執政官によるものはディレクトワール様式

【イギリスの家具】

  • アダム兄弟       ジョージ1世
  • ヘッペルホワイト    ジョージ2世
  • シェラトン         ジョージ3世

【ドイツの家具】

ダビット・レントゲン職人を組織し、時計や家具を製作し、その作品は全ヨーロッパの王侯貴族に納められ名声を上げた。

【アダム兄弟】

古代ギリシャやローマの意匠を取り入れた古典的なあインテリアや家具を発表。椅子にもクラッシクモチーフを取り入れ、背板は楕円や楯形のものが有名。

【ヘッペルホワイト】

アダム様式を基本として発展させ、中流市民の生活に適した家具を作りました。椅子の背には楯形が多く、脚部は直線的でその先端はスペードフットを持った物が多く見られる。

【シェラトン】

アダム兄弟・ヘッペルホワイトの様式を受け継いだシェラトンはすぐれた家具デザイナーで、家具の図集や辞典を著わしました。家具は新古典主義の直線的構成で幾何学模様なデザイン。

カフェカーテン

カフェカーテン

カフェカーテンとは、高さが40cmから60cmのカーテンで作られたカーテンになり、上部にカーテンポールを通す穴が最初から開いており、そこに通すことによってカーテンを吊ることが可能になります。


また、喫茶店や一般にお家のキッチンの窓などに、幅40cmぐらいのカーテンを棒に通して掛けているのがカフェカーテンになります。また、喫茶店や飲食店のウインドに目線を遮るように使われたのが名称の始まりになります。


現在は、一般住宅のキッチン窓や玄関窓、廊下の小窓などに使われることが多くなってきております。


カフェカーテンの飾り方(スタイル)
 
  1)上下の棒に通すタイプ
  2)上部に穴が空いてそこに通すタイプ
  3)同じ物を上下に2つ飾る方法
  4)上下に飾るが、下のカファカーテンより、上のカフェカーテンの
    ほうがすこし幅が小さいタイプを飾る方法
  5)クリップでカフェカーテンを吊るタイプ


場所によって、飾り方の工夫がしやすいのもカフェカーテンの特徴とも言えます。しかも、レースのカーテンでなくドレープのカーテンでも作成ができます。

カフェカーテン

セパレートカーテン

セパレートカーテン

 セパレートカーテンとは、出窓や腰窓くらいの窓に吊られた縦長の生地を中心より少しした辺りをタッセルで結んだものが多数飾られているカーテンのことをいいます。


セパレートカーテンも見た目のデザインで縫製されていますので、カーテンの隙間から中がみえてしまします。しかし、部屋の中からでは小さなドレスが飾られているようでとても雰囲気は変わってくるでしょう、このセパレートカーテンにも回りをフリルやトリムを付ける事が可能でになります。


フリルはかわいい系、トリムは美人系に例えられると思います。


セパレート

写真のタイプは、回りにサテンをまわしているタイプになります。
このようなデザインのスタイルカーテンは、カーテンと違って大きな窓ではなく、床まで来ていない腰窓や出窓での使用がとても綺麗にみえる取付場所になります。


特にセパレートカーテンは、窓の大きさによって一つのセパレートの大きさが変わってくる為に、少し小さめの窓に使用されるのはご注意ください。

スカラップスタイル

スカラップスタイル

 スカラップにはO型、S型、W型があり、裾が綺麗な半円のようになっているのがO型になり、隙間がM字のように見えるのがS型、隙間がWのように見えるのがW型となりますが、その他にもアレンジされたデザインも幾つかあります。


通常このスカラップは、掃出し窓に使用する事はなく、ほとんどが出窓であ
ったり、腰掛け窓であったりします。その理由はイスに座った目線がちょうどカーテンの隙間の高さになり、景色を伺えることが出来るヨーロッパ的な考えからきています。


その為に、プライバシーの保護ではなく、見えるカーテン&見せるカーテンになり、部屋の雰囲気を楽しむためのデザインであると言えるでしょう!


スカラップ

※写真のデザインはW型です

2006年02月04日

フラットカーテン

フラットカーテン(パネルカーテン)

フラットカーテンは、パネルカーテンとも言われ、ヒダがとられていない一枚のカーテンの生地を2枚、4枚と合わせてる事に寄って窓を隠すことのできるデザインタイプカーテンです。

パネルカーテン

すべてがフラットのカーテン生地になるために、見た目がとてもシンプルなイメージのカーテンになったり、カーテンの生地のデザインを楽しむためにも使えるカーテンではないでしょうか。しかもシンプルに加えて厚みが少ないのが良いところになります。また、フラットカーテンにお勧めなカーテン生地は、柄物でしかも大きな柄が入ったカーテン生地です。


この大柄のカーテン生地は、通常のカーテンで縫製してしまいますと、ヒダを取るために柄が分かりにくくなることが考えられるために、シンプルなフラットカーテンであれば、一枚のカーテン生地として室内に飾ることが可能となるので、雰囲気も見た感じも普通のカーテンとは全然異なって見えます。


一点デメリットがあるとしましたら、開閉が一枚分の移動になってしまいますので、時間が経ちますと開ける為に扱うところが汚れてきてしまいますので、クリーニングか洗濯を2ヶ月に1回ほどお勧めいたします。


フラットカーテンは、上から吊るような形になりますので、強い風邪などが吹くと全体的に揺れることがあります。

センタークロス

センタークロスとは

インテリアのカーテンでスタイルのデザインの中にセンタークロスというカーテンスタイルがあります。そのセンタークロスとは、中心から生地を分けて左右に少し弛みを持たせたデザインカーテンになり、縫製上センタークロスは開閉はできない縫製で作られてきます。


センタークロスのカーテンスタイルになりますと、通常のカーテンより一歩進んだ考えのもとに考えられたデザインになりますので、見た目や雰囲気をたのしむカーテンスタイルにあたります。


センタークロスのカーテンスタイルなどになりますと、通常のカーテンの芯地とは違って、ギャザータイプを使用します。その為に窓のサイズに合わせた一枚のカーテンとして出来上がってきますので、開閉ができないのはその為になります。


センタークロス


ヨーロッパなどでは、一番カーテンらしいスタイルになるみたいです。このセンタークロスは中心側になる側面と裾にフリルやトリムを付けることになります。

トリム
フリル = カーテン生地と同じ生地で作る
       ウェーブ上の生地
 
トリム = トリムと言われる生地

             ※写真はトリム

                     
 

クロスオーバーカーテン

クロスオーバーカーテンとは

写真のように中心のレースが重なりあっているデザインのカーテンのことをクロスオーバーと言います。このクロスオーバーのカーテンはセンタークロスのカーテンと同じように、縫製上の仕組みから開閉はできないように仕上げられてきます。クロスオーバーカーテンの開閉はできませんが、デザインはとても優雅な雰囲気でヨーロッパなどでは良く使われているカーテンスタイルの一例になります。


カーテンの生地の重なりの部分は、だいたい窓枠の3分の1位が標準となります。また、クロスオーバーの仕様が可能なのはレースの生地になり、ケースメントでも生地が厚くなりますので制作には不向きになります。


このクロスオーバーのカーテンは、クラシックな雰囲気やエレガントな雰囲気にとてもマッチするカーテンスタイルと言えると思います。現在ではモダンやシックな雰囲気の空間が多くなってきており、クロスオーバーのカーテンを見ることが少なくはなってきております。


クロスオーバー


写真のタイプは、裾と側面に共生地(同じ生地)で作られた、フリル付きのタイプになります。スタイルカーテンでは、フリル付きやトリム付きの縫製が可能となります。

トリム
  フリル   同じ生地
  トリム   トリムというデザインの生地が
        あります。
         
             ※写真はトリムです

エンブロイダリー

カーテンのエンブロイダリーとシアーカーテン

【エンブロイダリー】

エンブロイダリーカーテンとは、ボイルの生地に柄が入ったものをいいます。柄は花柄がメインとなり、一番多いのは裾がウェーブのようになっているタイプです。


昔はレースのカーテンにトリムをつけることによって、エンブロイダリーに仕上げていましたが、現在はデザインも豊富になってきております。

 また、シアーカーテンと同じ扱いにされることもあります。

 ★写真はエンブロイダリーです!

エンブロイダリー


シアーカーテン

シアーカーテンは、エンブロイダリーやボイルの生地に透明な部分が入ったレースのカーテンのことを言います。雰囲気は、1mのツルツルのボイルの生地があったとしまして、両角から20cmのところに透明な糸で織られた部分がストライプとして入っている。このように何処かに透明は透き通る柄があるものとなります。

レースカーテン

【レースカーテン】

通常のレースカーテン(レース)には、特殊な特性を持ったレースには別の呼び名があります。ここでの通常のレースとは、白色に近い糸で織られており、柄がある物になります。

【ボイルレース】

ボイルレースとは、通常のレースの糸ではなくさらに細い糸を使い平織りで織られたレースのカーテンのことです。細い糸を使っているので耐久力がないのでは?と思われますが、それに付いては通常のレースを織る糸より硬く丈夫な糸となりますので大丈夫です。

ボイルの生地は硬く、表面を扱うとツルツルした感触があります。また、その特性を生かして生地幅も2m以外に3mの幅の生地もありまして、ハイサッシの窓でも継目がない綺麗なレースのカーテンを作る事が可能となってきました。

【ケースメント】

ケースメントとは、カーテンとレースの中間のカーテンのことを言います。生地は厚い物が多いいのですが、デザインはレールカーテンのように織りで出来ており、隙間が空いたものが主流となっています。通常は、戸建の広縁に使われることが多いです。

プライバシーレース

【プライバシーレース】

プライバシーレースは、通常のレースに一部特殊効果を加えた物になります。その特殊な方法とは、糸を変える事にあります。レースの裏面の糸を光沢のある反射する糸を使う事により、透過率を上げ部屋の中が見えないようにします。

通信販売などでは、ミラーカーテンとして記載されていることがありますがここでは、別々のものとして扱っています。

    【メリット】
  • 通常のレースよりは、部屋の中の様子は見えにくい。
  • 晴天時に光が入る部屋では効果大。
  • 通常のレースと価格が変わらない
    【デメリット】
  • 光が直接入らない、夜などは効果が出ない。
  • デザインがすくない。

このように、使う場所によってはとても良い効果を期待できますが、夜や曇りの日などではその効果の期待は小さくなります。

【ミラーカーテン】

ここで上げるミラーカーテンとは、プライバシー機能に加え紫外線カットや若干の熱をカットするカーテンになります。ミラーカーテンの裏はプライバシーレースと同じようになっており、一部鉄を縫い込んでいる物もあります。その為に、カーテンのプリーツが綺麗に出ないなどのデメリットがあります。

紫外線カットのカーテンなどは、ほとんどプライバシーカーテンと思って頂いて大丈夫です。その他の機能が付いたカーテンも出てきています。

プライバシー

写真の右側が「プライバシーレース」使用時、右側が通常のレースの比較です。

2006年02月03日

オーダーと既製カーテン

オーダーカーテンと既製カーテンの違いについて

ホームセンターなどでカーテンを見ることができると思います。ホームセンターなどで袋に入れたれて売られているカーテンや吊り見本サンプルで販売されているカーテンを既製カーテンと言い、カーテンショップやデパートなどでカタログや吊り見本を見ながら細かい打合せをして製作するカーテンをオーダーカーテンと言います。

オーダーカーテンとは、その名の通り窓に合わせて生地から縫製をするカーテンとなりますが、既製カーテンは始めからカーテンの仕上がりサイズが決まっています。

「200х200」や「200х120」の記載されているのは既製カーテンです。

【オーダーカーテンと既製カーテンの違い】

オーダーカーテン 既製カーテン
サイズ 自由に設定 決まっている
縫製 きれい ふつう
製作 窓に合わせて 大量生産
価格 高い 安い
ヒダ 2倍ヒダ 1.5倍ヒダ
絵柄など きれいに合わせる 合わせれない

一長一短となりますね!

既製品カーテンでも「イージーオーダー」が可能なところがあります。このイージーオーダーカーテンは、既製品のカーテンを窓に合わせた寸法に加工することになります。

2006年02月01日

椅子の張り材

【椅子の張り材】

椅子の座面や背板の身体に接する面に張ってある布などの素材のことを張り材と言います。

【上張り材の種類】

身体に直接触れる仕上げ材です。イメージ作りに大きく影響を与えます。

a.繊維織物
  • 平織    経糸と緯糸を1本ごとに交差させた丈夫な織物
  • 緞子織    光沢に富んだ織模様のある絹織物の一種
  • ゴブラン織  経糸に羊毛や絹を使い図柄を織る高級手織物
b.パイル織

タオル地のようにループが残っているものとカットされたものがある。

<ビロード

ベルベットとも呼ばれ、原糸に絹・レーヨンなどを用いた光沢のある織物

モケット

緻密なパイルの丈夫な織物で、車両シートに良く使われる。

金華山

毛ぶさのカットパイルとループパイルにより立体感と豪華さを出している。

コールテン

原糸は綿で、うねロードとも言われている。

c.編物
ニット

伸縮性に富み、複雑な曲線を持つ椅子にも張れる。

d.天然皮革

吸湿性、耐熱性、弾力性、染色性に優れ、椅子の上張りとしては、牛、馬、豚、山羊の皮革が主に使われており、クロームやタンニンでなめした後、染色したりする。

ビニルレザー

塩化ビニルを発泡させた基布に付着したもので、通気性・吸湿性はありません。

合皮皮革

基布に各種の合成樹脂を塗布して作った天然皮革の類似品。

【クッション材】

a.ポリウレタンフォーム(チップウレタン)

石油化学製品で、軽く弾力性に富み加工性もよく、クッション材の中心的なものです。

b.合成繊維綿・綿

上張りと充填物の間に敷きソフトな感触を出す。

c.パームロック・化繊ロック

ヤシの実の繊維や化学繊維を合成ゴムで固定化したもので耐久性がある。

【衝撃吸収材】

椅子のデザイン、構造、用途により使用する材料が異なります。

a.セットスプリング

螺旋状に巻いたスプリングをセットしたもので、この上にヘッシャンクロス(荒く織った布)で覆いクッション材をのせ、上張りをする。あおい張りには、重要な部材となります。

b.ウェビングテープ

ベルト状のテープで近年多く使用されています。

c.スネークスプリング

アンピール様式

【アンピール様式について】

19世紀初期ナポレオンの時代にフランスで起こった様式。アンピールとは帝政の意味になります。

【アンピール様式の建築】

    フランス
  • エトワール広場の凱旋門
  • アドレーヌ寺院
凱旋門

写真は凱旋門
    ドイツ
  • ベルリンのブランデンブルク門
  • 美術館
    イギリス
  • チャールス・パリー設計のイギリス国会議事堂

19世紀後半になると、急激な社会の変化とともに、官庁、学校、病院、駅舎、劇場など公共的な施設の建設が盛んになったが、それらには、ゴシック、ルネサンス、バロック、ネオクラシズムといった過去の権威主義的な様式が折衷して取り入れられた。

イギリス国会議事堂
写真はイギリス国会議事堂

【アンピール様式の室内装飾】

アンピール様式確立の建築家
ペルシェ、フォンテーヌ
アンピール様式の建物
フオンテンブロー宮殿
マルメゾン宮殿

※力強い直線構成を厳格なシンメトリーの法則をもとに、スフィンクス、パピルス、ロータス、ローマの鷲、勝利への女神、ヘルメットの戦士、月桂樹、Nの文字を入れた花輪などで飾った。

【アンピール様式の家具】

フランス

アンピール様式(1804年ナポレオンが帝位)
古代ローマの大理石やブロンズ製の家具をもとにデザインされ、重厚感があり真紅のビロードや木部の黒い仕上げ、金色の装飾が好んで用いられる。

イギリス

リージェンシー様式(ジョージ3世の後の摂政時代)
古代ギリシャのもののほか、エジプトや中国の影響も強く、黒塗りや金色の飾りなど対比のハッキリした色調

イギリス

ビクトリア様式(819世紀後期ビクトリア女王時代)
造形上の前進は無く、古い様式のリプロダクションも多く行なわれた。手作業から機械による生産に移る過渡期で品質が悪い家具が出回る。しかし、構造上では、椅子やベッドコイルスプリングが使用され、機能性も一段と向上しました。

ドイツ

ビーダーマイヤ様式(19世紀前)
オーストリアのトーネットが曲木の椅子を発表(1867年)